2007「弥彦野外アート展」 作品−U
作品番号 10−18


作品番号(会場の下部から)
佐藤和行 10 前山 忠
荻野弘一 11 関根哲男
児玉瑞子 12 白石晃一
吉川 弘 13 田中藍堂
白井友朗 14 明間スミ子
霜鳥健二 15 佐藤郷子
堀川紀夫 16 山下幸治
佐藤秀治 17 深沢 泉
西片 正 18 大桃洋三


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I 前山 忠  視界の中の視界   


自然の立木と丸太によって一つの視界を生み出すと同時に丸太自体にも細い水平線を切り抜くことで、更なる新たな視界を出現させる。
J 関根哲男  原生   


「原生」というタイトルで作品を作り続けている。原生というのは、今生きているというこらいでつかっている。これは墓の形をしているが死者の墓ではなく、原生の墓とでもいうようなものである。
K 白石晃一  reconciling project   


昔々、弥彦大神様が山中の巡視中に夕立ちに遭い、怒った大神様は雷達を呼び出して厳重に注意しました。それ以降弥彦の山には夕立ちが降らなくなったと言われています。もし、これが本当の話ならば、大神様は些細な事で雷を怒ってしまった事を後悔して、永い間、仲直りの機会を探っていたかもしれません。今回の展覧会で山に人工的に雨を降らせる事で,美しい虹を架けることが出来たなら、それに感動して大神様と雷も仲直りをしてくれるでしょう。その橋渡しを会場に来られる方々とできればと考えています。

※お知らせ
  弥彦山に虹を掛けるパァフォーマンスは10月13日(土)に変更しました。


10/13 パフォーマンスの出で立ち
L 田中藍堂  弥彦中学校校歌     


弥彦中学校、校歌にうたわれている「み山の肌」を眼の前に対峙し、中学校在校生をはじめ、卒業生がこの作品と出会うことにより、豊かな弥彦、雄大な自然を再認識することの一助になれば・・・
M 明間スミ子  緑のカーテン   


テーマは、花の形を少しずつ取り入れた花の仮面にさわやかな緑の風が吹く様な心象造形を追求したものです。モデルの花と対話を繰り返していると手の中の陶土の形がどんどん変わってゆくそれがとても面白い。別名「花のファミリー」の顔をもった仮面達である。
N 佐藤郷子  海鳴り・山鳴り   


日本海を渡る風が海をうねらせ、地を這い木の梢を揺らしながら、弥彦の山を登る。3カ所に複数個設置した鈴の音が、波の様に伝わっていく。音で空間を体感しイメージする実験インスタレーション。2006年と同様、弥彦の風が主役です。鈴は福鈴といいます。

O 山下幸治  竹 取   


竹林の中に輝く竹の節。それは、イメージではなく現実に存在するとしたら・・・、というコンセプトで作りました。ありふれた題材。でも、日本人なら誰もが幼いころから聴いた世界。それを、アートとしての場で再現してみたいと作りました。一輪の花が咲くように、一つの竹が輝きをもってその場に展開できればと思います。
P 深沢 泉  森の玉兎   


普段はおとなしく まるまる弥彦伝説の玉兎。弥彦の銘菓でもあります。いつもきちんと箱に並ぶ玉兎を少しの間だけ自由に弥彦の森に現れます。しかし再び悪さをしませんように・・・・・
Q 大桃洋三  種々    


私はものをつくり、ある特定の空間に展示することを通し、それに関わるものが異質なものへと変貌する姿を目にしたいのです。今回は、種をつくり、地中という空間に蒔くことで、私たちの中に変貌の兆しが生み出されることを試みます。

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