2009「弥彦・野外アート展」 |
作品画像 |
荻野 弘一 <阿賀野市> |
作品名 「あやとりしてる石と石」 | |
今回の作品は歌詠む者と石彫る者とのコラボレーションである。 「待春のあやとりしてる石と石 長谷川智弥子」 |
花崗岩 縄 |
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霜鳥 健二<燕市> |
作品名「yahiko−4本の木」 | |
弥彦には多くの種類の木々があり、それらに触れることは弥彦探訪の楽しみの一つです。この会場周辺は桜が多く、春はその花びらで覆われます。今年は私の内なる木を弥彦の地に提案してみました。 | 木、鉄、ラッカー | |
児玉 瑞子 <新潟市> |
作品名「にょこにょこ’09」 | |
弥彦の樹々。弥彦の風。弥彦の人びと。弥彦での出会いや想いが めを出して 少しづつのびていく。 | 木材 | |
大久保 淳二 <新潟市> |
作品名 「Break through 09」 | |
うさぎに作ってやった直方体の隠れ家は、驚異的な前歯の成長を抑制するため、日夜かじられ、解放への情熱、ストレス解消も加えて、窓や入口は次第に周囲に拡張し、隠れ家からは遠く離れた開放的な空間にリフォームされた。私自身も周囲の壁を削り輪郭を取り去り、弥彦の自然の中へと開かれていく。 | コンパネ | |
茅原 登喜子 <新潟市> |
作品名「祖父、祖母、母、父、私、弟と、その傍らで」 | |
我が家のイス。これとともにあった生活を、気配として残したい。 | 木・アクリル絵具・ラッカースプレー | |
白井 友朗 <弥彦村> |
作品名「連続するもの または 不連続なもの5」 | |
時間や空間は滑らかに繋がっているように感じるけれど、知らない何処かでズレたり途切れたりしているかもしれない。そんなことを考えながら、連続性あるいは不連続性を今回は“立体的な絵画”で表現しようと思った。 | 木、アクリル絵の具 | |
阿部 朝日 <茨城・阿見町> |
作品名 「ここではすべて降りこぼれ」 | |
初めて弥彦を訪れたのは秋。降りこめる雨に白くけぶり、何も見えないゆえに、豊かな潤いと深い広がりだけを感じた。この雨や水蒸気がひくとかなたに海が見えるのでは、と思わせる程に。4月再び。桜の咲き誇るなか、延々と続く田を抜けて来ると、ふんわりと山だけが見えた。この地の恵みをたっぷりと受け止め、また与えている穏やかな姿だった。 降りてくるその恵みのかけらを大切に受けてアトリエに戻り、巡り変容する自然の輪に気持ちを沿わせて制作。さて、それが城山にうまく新しい形となって現れてくれたかどうか・・・・。 | 鉄にペイント | |
外山 文彦 <長岡市> |
作品名 「Yahiko-P 09」 | |
「場」とのコラボレーション。今回は、本展会場で最も特徴的であろう「階段」にて作品を構想します。 | 角材 | |
藤井 芳則 <新潟市> |
作品名 「安全な手」 | |
トラやヒョウ、ガラガラヘビのようにカモフラージュした人の手、ジャングルや森にどんどん人の手が入る。人はこれから森や木々を守っていけるか? | 安全ロープなど | |
高橋 トオル <新潟市> | 作品名 「He Talks ~Chapter 2009~」 | |
人と人。出会い、まずは名刺でご挨拶。「はじめまして。わたくし、立派な人間です。だから、 よろしくお願いいたします。」立派なこの人は、実はどんな人かわからない。その、不思議さ、可笑しさ、大変さ。そんな感触をテーマに、名刺サイズのカードと人物をモチーフに作品をつくっています。今回、そういったテーマとモチーフと、弥彦の大自然の似つかわなさに戦きつつ、新たな可能性を感じています。 | アルミフレーム 名刺用紙(ラミネート) | |
前山 忠 <上越市> |
作品名 「弥彦の視界2009年」 | |
さわやかな風を受けてゆれる衣。そこに開いた窓からの弥彦風景を楽しむ。 | ステンレスワイヤー、衣 | |
関根 哲男 <柏崎市> |
作品名 「原生」 | |
物(事)を通常の定位置から動かしてみる。たとえば位牌を高くもちあげる。さしたる意味はないが、思いもよらぬ場所に置かれた位牌はあたりを睥睨し戯れているように見える。 | 木、鉄 | |
吉川 弘 <新潟市> |
作品名 「5000年の木、木」 | |
未来の地球は汚染により植物は育たたづ、地球は機械によって育つ樹影(森)になるだろう。 | 鉄、ビニールパイプ、機械の廃残 | |
山下 幸治 <長岡市> |
作品名「円環(えんかん)・十二支(じゅうにし)」 | |
我々は、常に時間の中ですごしている。毎年、様々なことを経験し、吸収し、または、吐き出しながら生活をしている。十二支とは、日本人に深くかかわってきた時間の感覚であり、この連続する時間の流れを作品として表現した。赤い閉じられた箱の中に、自分の時間を閉じ込めそれぞれの時間がつながるよう、円で表現している。永遠の時間の流れを、作品から感じてもらいたい。 | 木材・工芸漆・竹 | |
佐藤 郷子 <新潟市> |
作品名「秋のベクトル」 | |
弥彦の森のざわめきは糸電話の様に伝わって 、いくつもの水たまりをにぎわします。ちいさな水たまりはいったん山にのまれて、のちに大きな海になります。 | 丸ゴム・釣り竿・浮き・鈴・ohpシーの羽根・ボウル・水 | |
佐藤 裕子 <新潟市> |
作品名「みちびかれて・・・」 | |
わたしの布が幡のように目印になって、弥彦に集う、人・作品たちを繋げることが出来たら、どんなに幸せだろう・・・。 | 染め布 | |
堀川 紀夫 <上越市> |
作品名 「Bench Cafe for Little Bird 」 | |
弥彦の小鳥達のためにベンチを設置する。そこには、小鳥達の餌を少しずつ自動的に供給する装置がしかけられている。小鳥達は餌に釣られてそこに飛んでくる。 | 鉄,合板材、釘,小鳥餌 | |
佐藤 秀治<長岡市> |
作品名「北朝鮮が教えてくれたもの」 | |
私が、今日、アート表現として強く自問してメッセージしたいことがコレである。 平穏な暮らしを望む私を日々絶えることなく脅かし続けているもの。 一見、表現とは無縁のように思えるが意識的に逃れられないこと。 生き方を、人生を教えてくれるもののなかには、対極からの引きによるものがあるということ。 野外に設置できたことに満足を覚える。 |
鋼材・ロープ・結束バンド他 | |