2007弥彦・野外アート展 参加作家
題名・素材・コンセプト・活動歴


氏 名

題    名

素    材

コンセプト

活 動 歴

明間スミ子

緑のカーテン

素焼きの面  まくら木園芸用ネット

テーマは、花の形を少しずつ取り入れた花の仮面にさわやかな緑の風が吹く様な心象造形を追求したものです。モデルの花と対話を繰り返していると手の中の陶土の形がどんどん変わってゆくそれがとても面白い。別名「花のファミリー」の顔をもった仮面達である。



20−40歳代、洋画、彫刻、写真に没頭(県展入選あり)、50歳代、ヨーロッパ各地外遊、美術館巡りを楽しむ。個展、各種作品公募展参加。2005 弥彦・野外アート展 「やひこ娘」発表。2007年3月弥彦村立弥彦中学校定年退職。4月弥彦村立弥彦小学校非常勤講師、図工担当

 

大桃 洋三

種々             

ブロンズ、石膏、大地

私はものをつくり、ある特定の空間に展示することを通し、それに関わるものが異質なものへと変貌する姿を目にしたいのです。今回は、種をつくり、地中という空間に蒔くことで、私たちの中に変貌の兆しが生み出されることを試みます。



1979 長岡市に生まれる2003 長岡造形大学大学院造形研究科修了/修了制作・優秀賞2005 日韓現代美術交流展(韓国・蔚山)2006 個展(新潟・画廊Full Moon/柏崎・ギャラリー13代目長兵衛)2007 個展(新潟・画廊Full Moonその他グループ展多数

 

荻野 弘一

内なる川

川原石.花崗岩

山に雨が降り、山から流れ出た雨水が小川となり、無数の小川が集まり大河をなし海へと注ぐ。その雨水はやがて雲となり山に帰ってくる。その営みは我々に大きな恵みをもたらす。



1992  木内克大賞野外彫刻展 茨城県近代美術館賞受賞
1996
  第8回神戸具象彫刻大賞展 大賞(神戸市長賞)受賞
2000
  第1回桜に森彫刻コンクール 大賞受賞 (秋田)2004  石彫シンポジウムin IKAWA プロデュース (秋田)
2004
  シドニー野外彫刻展 ‘05 ‘06 (オーストラリア)

 

児玉 瑞子

心象 ’07

木材 他

弥彦に吹き渡る風をイメージした



金沢彫刻展(1988〜1990年)
二人展−児玉瑞子・戸川淳子− (1994・2003年)
弥彦・野外アート展(2001・2003・2005年)
Blue  Sky   Project
 (2006・2007年)
Session
・4 (2007年)

    

佐藤 和行

On Bashira 2007

山櫻 

人類が地球に誕生して久しい。それ以来、人間は巨石や大樹を地軸と垂直に建ててきた。日本においても縄文時代にはすでに御柱(御神木)をよりシンプルに、又実にシンボリックに建てる祭礼を繰り返して来た証しが、今でも脈々と受け継がれている。太平洋を挟んだ対岸、カナダインディアンの種族の中にはトーテンポールを建てて来た人々は、日本人と同じモンゴロイドだ。私は米山山麓から切り出されたこの山櫻に偶然出逢った時、彼(大樹)の呟きを耳にした。「俺を起こしてくれ!」と。



1950 長岡市生まれ
2000 野外コンサート「土取利行縄文鼓の夕べ」オブジェによる舞台演出     
県立歴史博物館「ジョーモネクス・ジャパン展」出品
オブジェ「過去への門」制作
2002 秋田・大湯ストーンサークル館「縄文サインアート」制作

2003 個展 銀座・小野画廊

2004 個展 表参道 ネスパス新潟館

 

佐藤 郷子

海鳴り・山鳴り

+ 木綿糸 + OHPシート

日本海を渡る風が海をうねらせ、地を這い木の梢を揺らしながら、弥彦の山を登る。3カ所に複数個設置した鈴の音が、波の様に伝わっていく。音で空間を体感しイメージする実験インスタレーション。2006年と同様、弥彦の風が主役です。鈴は福鈴といいます。



199519972001個展藍画廊 
1998
環境と都市の美術展入賞 

2000
 BunBunProjectを開始 2003年ホ−ムペ−ジ開設 http://www.geocities.jp/fromksjp/
2003
よりatelier-zen企画のグループ展参加 
2004
個展たつまき堂(atelier-zen企画)

2005
中越地震チャリティ展覧会・第3回弥彦・野外アート展参加 
20062007 Blue Sky Project参加

2007
千曲川ハイウェーミュージアム、オブセコンテンポラリー参加 個展今井美術館・ギャラリー宮本

 

佐藤 秀治

大氣の存在を「視る」ことのエンパワーメント

菊支柱 結束線 布 綿糸 鈴 他

この作品も含めて、私が、これから制作しようとすることについて、
@ 発表とは提言であり、新しい視点が示されなければ、発表する意味がないこと。

A 私の「考え」をまず自分自身に見せるということ。

B 不確かな、簡単に置き換えられるものを強引に引き出すこと。

C   
無理なく、ありのままにではなく、明確に、しっかりと伝えること。以上



2006 新潟出版文化賞応募作品展 / 第3回笑えるアート / 今日の平和展 /Blue Sky Project 2006/ 戦争と平和展 / 個展「今井美術館における[視る]ことのエンパワーメント / 地域ICT未来フェスタ2006 / 二人展「選ばれしもの・撓わめられた力」
2007 ARTEvent 2007 クィンツ・コンテンポラリー / 第4回笑えるアート / 今日の平和展 / 21−EXHIBITION / Blue Sky Project 2007 / 戦争と平和展 /

 

霜鳥 健二

遠くへ

鉄  ネジ

ものを見る時には手前から遠くを、または遠くから手前を見る。弥彦の景色の中でこの作品をどう見てもらえるか。景色の手前に作品があると見るのかこの作品の向こうに景色が見えるのか、楽しんでもらいたい。



1998年  原風景展 参加 東京都美術館 (00/02/04/06)
2000年  「大地の芸術祭」妻有アートトリエンナーレ 参加(松代町)(06/津南町)

2000年  第6回KAJIMA彫刻コンクール「銅賞」 鹿島KIビル (04)

2001年  弥彦野外アート展 参加(03/05)

2004年  新潟の作家100人展 県立万代島美術館 (06)

 

白井 友朗

連続するもの または 不連続なもの 4

連なっているようで連なってなく、連なっていないようで連なっている。



2001   弥彦野外アート展 (2003,2005)
2005   はるひ絵画ビエンナーレ

 

白石 晃一

reconciling project

mixed media

昔々、弥彦大神様が山中の巡視中に夕立ちに遭い、怒った大神様は雷達を呼び出して厳重に注意しました。それ以降弥彦の山には夕立ちが降らなくなったと言われています。もし、これが本当の話ならば、大神様は些細な事で雷を怒ってしまった事を後悔して、永い間、仲直りの機会を探っていたかもしれません。今回の展覧会で山に人工的に雨を降らせる事で,美しい虹を架けることが出来たなら、それに感動して大神様と雷も仲直りをしてくれるでしょう。その橋渡しを会場に来られる方々とできればと考えています。



2003 「4人展」(万代クリエイターズパーク,新潟)
2005
 「Korea Japan contemporary art festival」(蔚山,韓国)
2005
 「Art meets architecture competition」 入選
2006
 「長岡造形大学 工芸デザインコース 卒業・修了制作展」(神奈川県民ホール,横浜)
2006
 「風と土のかたち展」 (青山町公民館,三重)NAOSHIMA STANDARD 2関連企画「曼荼羅市」 共同制作 (直島,香川)

 

 

関根 哲男

原生

布  鉄

「原生」というタイトルで作品を作り続けている。原生というのは、今生きているというこらいでつかっている。これは墓の形をしているが死者の墓ではなく、原生の墓とでもいうようなものである。



1989 日本海美術展 (92/99)
1997 神通狭美術展
1998 北東アジア現代美術展「ネオ・ラグーン」
2000 越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」 (2006)
2004 新潟の作家100人展 (2006)
個展多数

 

田中 藍堂

弥彦中学校校歌

弥彦中学校、校歌にうたわれている「み山の肌」を眼の前に対峙し、中学校在校生をはじめ、卒業生がこの作品と出会うことにより、豊かな弥彦、雄大な自然を再認識することの一助になれば・・・



2003 弥彦・野外アート展 出品
2005 弥彦・野外アート展 出品
2007 弥彦で出会う新潟現代の書展 出品
     弥彦中学校非常勤特別講師  県展無鑑査

 

 

西片  正

プレゼンター

鉄  ステンレス 

お弥彦さまへようこそ。城山公園斜面階段の踊り場の景観は四季折々、何処の位置からもお薦めです。



1950 国上村生まれ、現在弥彦在住
  76 日本現代工芸美術展初入選以後毎年出品中
     現代工芸賞、会員賞、蓮田修吾郎賞、審査員00,06,08
  77 日展工芸部門初入選以後24回入選
  01 弥彦野外アート展 出品 01,03,05

 

深沢  泉

森の玉兎

ガラス

普段はおとなしく まるまる弥彦伝説の玉兎。弥彦の銘菓でもあります。いつもきちんと箱に並ぶ玉兎を少しの間だけ自由に弥彦の森に現れます。しかし再び悪さをしませんように・・・・・



新潟県村上市生まれ  女子美術短期大学卒業後 東京ガラス工芸研究所にてガラス工芸を学び、2000年より新潟にて制作を始める。
フェージング・ストランピングの技法を主とした生活を楽しく彩る日用品を制作。現在新潟県越前浜に工房を移し制作、活動中

 

堀川 紀夫

Sky Catcher in Yahiko 2007

鏡、木材、留め金

この作品は鏡を空に向けて置き、空を写して見る装置である.この作品をしばらく見ていると、まさに空なる景色が見えてくる。最初のタイトルを「空景」とした。しかし、仏教のような感じになったので英語でSkyCatcher に変えた。
青空は雲の上に広がっている。青空から、地表が見えることを晴天という。青空から見ると、雲の上にいる人が身近に見える。青空は地球を包んでいる。それは一つしかない。わたしは青空から見て、青く見える作品をつくる。



《個 展》「自宅個展」など19回    
1967 新潟現代美術家集団GUN結成に参加
1970 雪のイメージを変えるイベント」に参加 第10回日本国際美術展『人間と物質』に招待
2001 CENTURY CITY 展 <Art and Culture in the Modern   Metropolis> London
2007 Blue Sky Project 2007 展を企画・実施 

 

前山  忠

視界の中の視界

木(丸太)

自然の立木と丸太によって一つの視界を生み出すと同時に丸太自体にも細い水平線を切り抜くことで、更なる新たな視界を出現させる。



1968年 今日の作家‘68展(横浜市民ギャラリー)
1971年 第10回現代日本美術展(東京都美術館)
1986年 第1回日本海美術展(富山県立近代美術館)
2000年 アジア現代美術展(新潟県民会館)
2000年 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(松代・松之山)03−06年

 

山下 幸治

竹 取

竹、金箔、アクリル、合板

竹林の中に輝く竹の節。それは、イメージではなく現実に存在するとしたら・・・、というコンセプトで作りました。ありふれた題材。でも、日本人なら誰もが幼いころから聴いた世界。それを、アートとしての場で再現してみたいと作りました。一輪の花が咲くように、一つの竹が輝きをもってその場に展開できればと思います。



1971 佐賀県佐賀市生まれ
1996 新潟県にて高等学校の教諭となる。
それ以降 アトリエ我廊、ギャラリーdot ONEなどで個展。

 

吉川  弘

角材

大木が角材になっても力はかわらない。力の作品



新潟雪原イベント (新潟県) 3回出品
滝沢アートフィルド (岩手県) 2回出品
名栗湖国際野外美術展 (埼玉県) 3回出品
近江神宮の森野外現代展 (滋賀県) 2回出品
大地の芸術祭 (小白倉) 2006出品

 

外山 文彦

■今回はコーディネーターとして参加

1964年生まれ、長岡市在住。ギャルリ伝・FLOOR2(東京・世田谷)、今井美術館(見附)、ウィリアムモリス(東京・渋谷)などで個展7回。原風景展(東京都美術館,'02,'04)、弥彦野外ア−ト展('03,'05)など参加出展多数。
近年はフリーキュレイターとして展覧会企画にも関わる。企画した主な展覧会に、TMDリレーエキシビジョン(たつまき堂・倉庫)、ONE Mart EXPRESS(今井美術館)、蔵イズム〜蔵のなかでの現代アート(ギャラリー沙蔵)など。現在、新潟絵屋企画委員、エスクィント・ギャラリー部門ディレクター。


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