タナカキン  燕市

仏のみ手にいだかれて
私の作品の素材である流木は、人間が木から使える部分をとり、捨てられた部分であります。
そして、長い旅の果てに海岸にたどり着き、さらに火にくべられ燃え残ったものは、ゴミ以外の何物でもないでしょう。しかし、そんなものの中に私は仏性を観る思いがするのです。
1999年夏 海で一本の枝を拾った時、突然波動のようなものを感じ流木で作品を造り始める。
2001年春、病気を通して流木の中に仏を観る。
以後「仏のみ手にいだかれて」というタイトルで作品を発表している。
2001年、2003年「弥彦・野外アート展」 他
プラン
300×300×100cm
流木  砂